鬱病を治療するには│充分な休養が何よりも大事

理解され辛い非定型鬱病

カウンセリング

鬱病の中でも若い世代を中心に増え続けている鬱病の中に、非定型鬱病というものがあります。非定型鬱病で最も特徴的なのは、気分性反応です。通常の鬱病では気分は常に下がったままで、何事にもやる気がでない事が殆どです。以前なら好きだったものに何の感情も湧かなくなるなど、プラス方向の感情の起伏にも乏しくなってしまいます。今まで楽しかった事も楽しくなくなっていき、大きな喪失感に見舞われます。しかしながら非定型鬱病の場合はこの気分の上がり下がりが大きく違います。非定型鬱病は基本的には一般的な鬱病と同じで抑うつ状態が続くのですが、楽しいことや嬉しいことがあれば途端に気分が改善するという特徴があります。例えば仕事に原因がある非定型鬱病の場合は、仕事に出ている時には症状が発生しますが、退勤すると症状が改善するといった現象が発生します。周りからみると単なる甘えとして認識されがちな非定型鬱病は、他の鬱病と違って周りから非常に都合がいいように見えてしまいます。一般的な鬱病で見られる、食欲や体重の低下もありません。むしろ、食欲や体重は上がる傾向にあって、過食などが増えていきます。しかしながら、決して非定型鬱病は甘えなどではありません。非定型鬱病の患者は、この精神の起伏や過食を自分でも制御することができないのです。そして非定型鬱病のもう一つの特徴として過眠が挙げられます。夜間の睡眠や昼寝の時間などが延長し、日に10時間以上の睡眠をとるようになります。あわせて、日中も眠気が抜けない事が多いです。他にも拒絶に対して敏感になってしまうといった特性があります。正しくは拒絶過敏症といい、他社からの評価、特に否定的な評価に対して過剰に反応するようになってしまいます。軽く否定されたり指摘されたりするだけで、自分の全てを否定されたように感じてしまって大きく落ち込んでしまうことや、症状が酷い場合には自傷行為に走ってしまうことも少なくはありません。更に症状が悪化してしまうことで、拒絶を恐れることから極端に人との接触を拒んでしまう場合などもあるために注意が必要です。

TOP