鬱病を治療するには│充分な休養が何よりも大事

女性特有の鬱病

頭を抱える人

女性特有の鬱病として知られる産後鬱は、育児へのストレスや不安などが原因として発症します。その割合は非常に高く、女性の5人に1人が出産後に鬱病にかかるといわれるほどです。出産前から出産直後は身体の状態がどんどん変わってしまって、精神的にも不安定になりがちです。妊娠中は女性ホルモンの血中レベルが徐々に上がっていくのですが、出産直後は急激に低下していって妊娠前の状態に戻ってしまいます。このホルモンの急激な変化が産後に鬱病になる要因の一つとされています。ホルモンバランスというのはとても重要なものですが、女性は身体の仕組みからこのホルモンの入れ替わりが激しくなっていて、男性よりも不安定になりがちです。女性ホルモンのエストロゲンは神経伝達物質であるセロトニンと密接に関係していて、このセロトニンの分泌がホルモンバランスの変化によって低下してしまうことで産後鬱の症状が起きてしまいます。セロトニンは気分を前向きにしたり不安感を沈めたりする動きがありますが、男性に比べて女性はセロトニンの分泌量が多くありません。その上でホルモンバランスの変化によってセロトニンが減ってしまいます。月経時期などに落ち込みやすくなることやイライラしやすくなる原因はこのためです。鬱病の一種である産後鬱は、こうしたセロトニンの現象に加えて育児疲れや精神的負担などで心身共に負荷がかかっている時に発症してしまいます。産後鬱は鬱病と一緒で、1人で抱え込んでしまうタイプや、家事も育児もこなせて当たり前だと思っている女性に多いです。改善のためにはまず、不平不満を吐き出して夫にも理解してもらうことが大切です。子供が昼夜を問わずに泣くこともあって睡眠不足にもなりやすいし、育児があるから気軽に外出することもできないという点を考えるとストレスが溜まって当たり前なのです。家事をいくらか肩代わりしてもらったり、一時的に子供を任せて外出をしたりすることで大分楽になりますので、1人で抱え込まずに夫や家族に頼るようにしましょう。

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